【比較】転職エージェントと転職サイトの違い|使い分けと活用法

転職サービスを知る

転職エージェントと転職サイトって何が違うのかよく分からないという方多いと思います。

またちょっと求人を見てみようとサイトに登録したつもりが、担当者から電話がかかってきて『なぜ?』と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、転職エージェントと転職サイトの違いについて、また両者の使い分けの方法や上手な活用法についてご説明します。

両者の特徴を理解したうえで、ご自分にあった活動方法を選択していただけると思いますので、是非ご覧ください!

もこ
もこ

はじめまして。キャリアアドバイザー歴15年もこです。
大手エージェントで延べ2万人以上の転職支援の実績があります。

転職に役立つ情報を中立な立場で発信しています!

こんな方に読んでほしい
  • 転職エージェントとサイトの違いを知りたい人
  • 転職エージェントとサイトを上手に使い分け活用したい
  • 転職したいが何から始めたら良いのか分からない人
  • 自分に合った転職ツールや転職活動の方法を知りたい人

転職エージェントと転職サイトの違い

ビジネスモデルの違い

転職エージェントは、求職者と企業の間に入って仲介業務を行っています。

その為、求職者には担当のキャリアアドバイザーがつき、転職相談や強みの整理、応募書類添削、求人紹介、応募手続き、面接の日程調整、面接対策、入社前のフォロー等、ご入社までの一連の流れをサポートしてくれます。

一方転職サイトは求人広告となりますのでサポートは入りません
求人広告を見て応募~入社まで、全て企業と直接やり取りをしていただく事になります。

料金体系の違い

転職サイトも転職エージェントも、求職者様のご利用は無料です。
料金は企業側が負担しています。

企業は、転職サイトには広告掲載料を、転職エージェントには成功報酬という形で料金(年収の約30%程度)を支払っています。

企業から見ると、転職エージェントは企業の要望に合った人材を紹介してくれるというメリットがあり、広告料より成果報酬の方が高くなっています。

その為、どちらかというと転職エージェントの求人の方が即戦力を求める傾向にあります(あくまで傾向であり未経験の案件もありますので誤解のないように…)。

サービス内容の違い

転職エージェント転職サイト
求人傾向経験者向け多め
(未経験もあり)
未経験向け多め
(経験者もあり)
非公開求人ありなし
求人選択アドバイザーが提案自分で検索
書類作成アドバイスありアドバイスなし
応募アドバイザーが企業に推薦自分で直接応募
日程調整アドバイザー経由で調整自分で直接調整
面接対策アドバイスありアドバイスなし
企業質問・交渉サポートありサポートなし

両者のメリットとデメリット

転職エージェントのメリット・デメリット

転職エージェントのメリット
  • アドバイザーに相談できる
  • 非公開求人含め選択肢が増える
  • 効率的に進められる
  • 面接力が向上する

上記の通り、転職エージェントでは専任のアドバイザーが、転職活動における一連の流れをサポートしてくれますので、困った時にいつでも相談しながら進められます。

求人の選択も、ご希望を伝えれば経験から応募可能な求人を選定してくれますので効率的に案件を探せますし、自分では考えつかないような案件を提案してくれることもあります。

サイトでは公開されていない非公開求人もあるので、選択肢も広がります。

書類添削や面接対策など、さまざまなアドバイスが受けられ面接力向上が期待できます。

お見送り理由も丁寧に聞いてくれたりしますので、次の面接にも活かせます。

転職エージェントのデメリット
  • 即戦力を求められる傾向が強い
  • 選考に時間がかかる傾向があり

一方、企業の採用コストが高いため、サイトの求人よりも若干書類選考の目線が高くなる傾向にあります。

ただエージェントが企業の情報を持っているため、的を得た面接対策も受けられ面接の合格率は高めです。

またエージェント経由の応募の場合、アドバイザーは推薦状を添えて企業に推薦するため、基本的に応募前に面談が必要であることや、全ての工程でエージェントが間に入るため時間がかかる傾向にあります。

転職サイトのメリット・デメリット

転職サイトのメリット
  • 自分で好きな時に求人を探せる
  • 選考の進行が速い
  • 採用難易度が低めの案件が多い

求人サイトは、掲載されている案件を全て閲覧することができますので、自分の好きなタイミングで案件を探すことができます。

応募は、企業に直接連絡がいくため比較的スピーディーに選考が進行していき、早いときは数日で内定までもらえる場合もあります。

また企業の採用コストが低いため、比較的未経験者向けの案件も多く、転職エージェントよりも書類通過率が高めになります。

転職サイトのデメリット
  • アドバイスやサポートがない
  • 年収交渉なども自分で実施

一方、書類作成や面接のアドバイスが受けられないことや、聞きにくい質問や交渉なども自力で対応しないといけないため、案外手間がかかります。

転職エージェントと転職サイトの活用法

上記を踏まえ、私が考える両者の上手な活用法について、お話させていただきます。

求人は両者で探す

求人については、サイトにしか掲載していない案件もあれば、転職エージェントにしかない案件もありますので、両方並行して活用すると良いと思います。

もっと言うと、企業がどこで募集しているかは分からないため、サイトもエージェントも複数活用するのが更におすすめです。

とは言え時間も有限だと思いますので、基本転職エージェントから希望に合った案件を効率的に紹介してもらいつつ、時間のある時にサイトも活用して案件を追加で探すと良いと思います。

サイトでも自動検索機能を上手く活用すれば、条件に合った新着案件だけを見られるようにできると思います。

エージェントで面接力向上を図る

面接力向上は、転職エージェントを活用する最大のメリットの一つですので、活用しないのはもったいないと思います。

サイト経由の応募の場合でも、面接力が向上していれば合格率は確実に上がると思います。

またプロに相談できるといのも魅力の一つです。始めての転職で不安な方や過去失敗してしまった経験がある方は、是非利用されると良いと思います。

もこ
もこ

転職サイトで気になる案件を見つけた際、一度キャリアアドバイザーに相談すると良いと思います。
転職エージェントにも同じ求人がある場合があり、エージェントでサポートを受けながら進めることができます。

まとめ

  • 転職エージェントと転職サイトはビジネスモデルや料金体系が違う
  • 転職エージェントのメリット相談やアドバイスが受けられること、非公開求人で選択肢が広がり効率的に選考を進められること
  • 転職エージェントのデメリット書類選考の難易度が高めであること、選考に時間がかかること
  • 転職サイトのメリット好きな時に求人を探せ選考スピードが速いこと、書類通過の難易度が低めの案件が多いこと
  • 転職サイトのデメリットアドバイスやサポートが受けられないこと、交渉も自分で実施しなくてはいけないこと
  • 求人はどこにあるか分からないので併用して選択肢を増やすと良い
  • エージェントもサイトも複数活用するともっと良い
  • 転職エージェントで面接アドバイスをもらい面接力を向上させよう

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