転職活動を始めると、転職サービスが沢山あり、いったいどこに登録したらよいのか…と混乱されている方も多いのではないでしょうか。
もしくは検索で上位に表示されたエージェントに、とりあえず申し込んだけど…何が違うのかな…と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
転職サービスには専門性や得意分野がありますので、ご自身の経験やご希望に合致したものを選んでいただければと思いますが、それでも沢山の選択肢があります。
そこで当記事では、大手転職エージェントと中小転職エージェントという切り口で、両者の違いや上手な活用方法について解説していきます。
はじめまして。キャリアアドバイザー歴15年のもこです。
転職に役立つ情報を、中立な立場で発信しています！
今回は『大手と中小転職エージェントの違いと活用法』についてお話します。
それぞれの特性が理解でき上手に活用できるようになると思いますので、是非ご覧ください！
大手転職エージェントと中小転職エージェントの違い
大手転職エージェントと中小転職エージェントの比較
| 大手エージェント | 中小エージェント | |
|---|---|---|
| 求人数 | 多い | 普通 |
| 情報・ノウハウ | 多い | 普通 |
| 転職支援 | 普通 | 手厚い |
| 連絡の取りやすさ | 普通 | 取りやすい |
| 企業への確認や連絡 | 普通 | 早い |
大まかに捉えると上記の表の通りになりますが、良い悪いというよりも両者の特性を知った上で上手に活用してほしいと思います。
それを理解していただくために、まずは背景を知っていただきたいと思います。
違いが生まれる背景
なぜこのような違いが出るのか、私の経験を踏まえ、少し内部事情も開示しつつ両者の背景をご説明していきたいと思います。
私は大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーをしておりました。
具体的にどのくらいの方のサポートをしていたかと言いますと、毎日新規のご登録者の面談を3～4名しつつ、常時100名以上のご登録者の転職支援を同時に実施しておりました。
面接の日程調整等はサポートの方にやっていただいておりましたが、新規面談、求人紹介、追加の求人紹介、面接対策、相談等、一人で対応しており、時間がいくらあっても足りない状況でした。
その為、もっと手厚いサービス提供をしたいという気持ちはありましたが、どうしても手が回らず、全ての方にご満足いただけるサービスを提供できていたとは思えない状況でした…。
一方で、もちろん企業によって違いますが、中小エージェントは、アドバイザー一人当たりの担当人数は少ない所ですと10名というところもあり、お一人お一人に時間をかけて向き合うことが出来ます。
連絡も取りやすく、相談事もその場で迅速に対応してくれることが多いです。
企業への確認や連絡については、大手は企業側の担当者（法人営業）とキャリアアドバイザーが別々の分業体制が多いのに対して、中小は一人で両面対応しているところも多いです。
その為、ご登録者からの企業への連絡や確認事項が発生した場合、分業体制では『キャリアアドバイザー→企業担当→企業の人事→企業担当→キャリアアドバイザー』という構図になり、両面の中小エージェントよりも時間を要する傾向にあります。
こうしてお伝えすると、中小の方が良いのではないかと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、大手の魅力は何といっても求人数の多さです。これは中小は敵いません…。
また日々沢山の方のお手伝いをしているため知見が溜まりやすく、社内のキャリアアドバイザーの人数も多く常に情報共有を行っていいる為、情報やノウハウの量はやはり多いと思います。
これらを踏まえて、両者を上手に活用していただく方法をご提案させていただきます！
両者の上手な活用の仕方
結論は、ずばり両方の良い所取りをしていただきたいのです！
強みはそのまま享受しつつ、足りないところは上手に担当アドバイザーに動いてもらえるように働きかけると良いと思います。
例えば、中小のエージェントでは時間をかけて細かい相談に乗ってもらいつつ、もちろんご興味のある案件があれば積極的に応募していただく。
大手は案件が多いので希望の求人も見つかりやすいと思いますが、担当アドバイザーもおそらく多忙だと思うので、その点を理解しつつ、毎回ではなくここぞという時に上手に面接対策をお願いしたり、相談に乗ってもらったりすると良いと思います。
大手のキャリアアドバイザーも、やってあげたいという気持ちは持っているはずなので、上手にお願いすれば、きっと力になってくれると思います。
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